私は学校の教師ではありませんし、塾などの講師でもありません。
子供の頃から勉強ができたわけでもなければ(むしろ子供の頃は、「バカ」「頭が悪い」「落ちこぼれ」と散々蔑まれバカにされてきました)、自分なりに勉強を頑張ったつもりでも成績が上がらなかったのです。中学3年生までは。
しかし、中学2年生の学年末テスト後から私の逆転劇が始まりました。
上のグラフどころではなく、本当に一気に成績が上がったのです。
そして私の最終学歴は7つある旧帝国大学の1つです。
ところが、いざ成績が一気に上がってしまうと世間はいい加減なもので、「それはあなたがもともと頭が良かったからだ」などと言う人もいます。
しかし、それはありえません。
もっとも、勉強ができることと頭が良いことが同じだとも思っていませんが。
小学生時代の私
小学生時代の私は、それはもう酷い物でした。
しかし、冒頭でお伝えした通り、勉強をしなかったから成績が悪かったわけではありません。
私なりに結構勉強はしていました。たぶん人並み以上に勉強をしていたと思います。
そもそも私の母親が厳しい親でしたから勉強してからでないと遊びにも行かせてくれませんでしたから。
言うことを聞かなければ木製のハンガーでガンガン殴られたものです(虐待ですよね。笑)。
にもかかわらず、小学生のテストで100点満点中10点も取れない1桁の点数という結果がほとんどでした。
教師からは「バカ」「頭が悪い」と散々な言われ方をしたものです。
「お前は頭が悪いのだから、人の倍も3倍も勉強しなければダメだ」
とも言われました。
いや~、ほんと子供ながらに傷つきましたね。
中学生時代の私
中学校に入学した時に、心機一転、勉強を頑張ってみようと思いました。
なぜそう思ったのか、今はあまりハッキリと覚えていません。
たぶん、高校デビューならぬ中学デビューのような気持ちだったのではないかと思っています。
中学校に入ってからは親に言われるでもなく自分なりに凄く勉強を頑張りました。
と言っても、自分なりに頑張っただけですから時間にして1日2時間ほどでした。
しかし、中学校1年生としては勉強時間は多いほうだと思います。
その結果、最初の中間テストでは学年順位が学年の真ん中あたりになることができました。
それだけ勉強してもその程度? と思われるかもしれませんが、私は嬉しかったですよ。
なにしろ小学校時代は最下位あたりだったわけですから、自分が真ん中くらい、つまり人並みだということはもうバカとか頭が悪いとか言われることもないだろうと思いましたし、単純に嬉しかったです。
慢心が招いた結果
しかし、そこからがダメでしたね。
なまじ人並みと思ってしまったために、それからはあまり勉強もしなくなりました。
当然のこととして学年順位は徐々に下がっていきました。
それでも小学校の頃に比べれてマシだと、それほど気にしないまま時は流れていきます。
そして迎えた中学校2年生最後の期末テスト(学年末テスト)。
結果は、中学生になってから過去最低の順位でした。
約260人中200位くらいだったのです。
最早人並み以下ですね。小学校の頃よりはまだマシですが。
そこでまた勉強を頑張ることにしました。
しかし、今回は普通に頑張ったのではなく「とあること」に気付いて勉強法が変わりました。
その結果どうなったのか?
中学3年生になった私
3年生になり最低の順位だった2年生の期末テストから約2ヶ月後、学力テストというのか実力テストがありました。
その結果は自分でも驚く学年順位16位だったのです!
いや~、これは嬉しかったですね。
そして今度は慢心するのではなく調子に乗ったというのか図に乗ったというのかそのまま勉強を頑張りました。
すると定期テストも実力テストも順位を落とすことなく、夏休みを迎えたのですが、夏休み前に実力テストがありました。
その実力テストの結果は、なんと学年1位!
落ちこぼれと言われた私がですよ。
頭が悪いと言われた私がですよ。
3年生になって16位になってから教師の私を見る目が変わりましたが、1位になってからは「頭がいい子」扱いです。現金なものですね。
そこそこの成績だと思っていた中学生の1年や2年のときでさえ教師からはバカにされ「落ちこぼれ」と呼ばれていたのに、成績が上がれば頭がいいと言われるのですからいい加減なものです。
ところで私は頭が良かったのでしょうか。
それはあり得ませんね。
小学校の時の成績をご覧頂けば頭が良いなど到底考えられませんし、勉強ができたわけでもありません。
勉強ができることと遺伝が関係あるのかどうか疑問ですが、私の母親は厳しい親でしたが、両親ともに中卒ですし、私の弟も中卒です。家族全員勉強ができない家族です。
そんなわけで中学3年生になってからは一番悪い順位(最初の16位を除けば)で7位くらいだったと記憶しています。
そして、地域で一番難易度の高い進学校へと行くこととなりました。
私としてはそこが一番家から近いから希望しただけだったのですが。
高校時代の私
高校は進学校でしたが、ぜんぜん厳しい学校ではなく、校則もあってないような自由な学校でした。
勉強もやってもやらなくても自由という校風の学校で、私はあまり勉強せず赤点だけは取らない程度に過ごしていました。
ですから、高校での学年順位は360人中200位前後くらいでした。
いくら進学校と言っても、自由な校風でこの順位は結構致命的で、ある程度知名度のある大学には到底行けるような学力ではありませんでした。
模試で適当に大学名を書いてもほとんどの場合E判定でした。
そんな私が再度勉強を頑張り始めたのは高校3年生の夏からです。
そして成果が表れるのは流石に中学生の時ほど早くはなく、年明けになってからです。
ですので、3年生の総合順位は3年生になってからすべての学年順位の総合ですから190位くらい。
センター試験はあまり良くありませんでした。
その後入学することとなった国立大学を受験することにしたのですが、センター試験の結果では合否判定はDでした。
ボーダーラインのCですらありませんでした。
しかし、それでも無事大学に合格しましたので、周りからはまぐれと言われましたが、それも仕方ないでしょう。
何しろ同じ高校から私と同じ大学の同じ学部に合格した人たちは学年順位が30位以内の人たちですから、私だけが極端に悪かったわけです。
しかし、同レベルの私大もすべて合格しましたので、まぐれではないと思います。
結果として、大学受験までを見てみると、私の中学の同級生の進学先と比較して、私の進学した大学の偏差値(難易度)は学年2位でした(1人は医学部に行きましたので)。
つまり、私は落ちこぼれと呼ばれるほどの最下位あたりから学年のトップまでを経験した非常に珍しい存在になることができました。
たぶん、あのビリギャルよりも大幅な成績アップをしたと思います。彼女は中学受験を合格できたほどの学力があった人ですからね。
だからこそ、勉強に悩む中学生がどの程度の学力の人であったとしても、すべての人に適切なアドバイスができるのです。
社会人になってからの私
私が職業を選ぶにあたり教師や塾講師という選択肢はありませんでした。
ですが、一時期教育関連企業で商品開発の仕事をしていたことがあります。
その際に、商品開発のために脳科学や心理学をはじめ能力開発や加速学習などの研究もしました。
そこでやっと「なぜ私が我流で行った勉強法で成績アップしたのか?」という疑問に答えが出たのです。
その後は私の我流の方法に加速学習などあらたな方法も加えて勉強法の完成度を上げました。
その時には研究の成果と言いますか、私の方法に実用性があるかどうかを確認する意味でも、多くの中学生たちにアドバイスし実証してきましたし、その際にはまず中学生の勉強に対する「やる気」を引き出す必要もあったためやる気の喚起もしてきました。
その経験から得たものがこのブログでお伝えするやる気を上げる方法であり、私のお伝えする勉強法です。
また、その企業を退職後も友人や知人に頼まれて友人知人の子供たちのやる気も引き出してきました。
それら経験を通じて私が持つことができた知識と経験をこのブログでは綴っています。
是非お役立て下さい。